富良野、層雲峡

富良野は一度訪れてみたい土地だった。富良野と言えば、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、メロン。。。
だが、花もきれい。名高いラベンダー畑も見た。(2010/06)


 富良野「風のガーデン」のルピナス


 富良野 ハーブ園のラベンダー

富良野と層雲峡の花

  時は6月、爽やかな風の中、富良野の至るところで色とりどりのルピナスを見た。この花は耐寒性が強く、寒い土地では、宿根草として育つということで、北海道に適しているのだろう。花穂が高く、色が鮮やかだ。この花は、広い花畑で賑やかに咲いているのもいいが、富良野プリンスホテルの「風のガーデン」は、白い瀟洒な家の前の緑の中で静かに咲く、藤色のルピナスも良かった。丁度藤の花を上向きにしたような姿なので、和名を昇り藤という。
  そして小雨の下のラベンダー畑も良かった。まだ蕾を付けて間もない頃のようだった。この花は、他のハーブの花と同様、群生が似合っている。畑が紫色でうっすらと覆われていた。帰り際にハーブ園のショップで買い求めた、ドライフラワーのラベンダーがしばらく香っていた。
  層雲峡でロープウェイとリフトを使って、黒岳に登った時に見た高山植物も嬉しかった。特にそれまで図鑑でしか見たことが無かったクロユリの花に思いがけなく出会ったのは幸運だった。もっとも、この濃い黒紫色の花の花言葉は幸運とは逆だそうで、普通のユリの清楚な印象とは異なり、歓迎されないそうだが。
(Mar. 19, 2018)